ハシリニワ上部の火袋内で境界側の側壁と、大黒通り側の側壁の間に掛け渡される横架材。多くは松の丸太材。建て方のため、将来の小屋組の改修のため、2階の床組の構造とは縁を切り、小屋組と蓮台の間の高さに組まれる。近代以降大型化した町家では、側つなぎの上に準棟簒冪と呼ばれる小屋組をもつことも多い。