京町家のもっとも多い間取。トオリニワ(ミセニワ+ハシリニワ)と平行に3室(ミセ+ダイドコ+座敷)を並べる。平屋、厨子2階、総二階を問わない。1600年代半ばにすでに早い例が見られる。間口が大きくなる場合は、2列型となる。奥行きが増す場合は4室型、さらに表屋造りとなる。一方規模が小さい場合でも、間口1間半、奥行き3間半までは、一列三室型の町家が見られ、機能性以上に構造的な合理性が求められたことが推測できる。