- 京都の伝統的家屋である京町家は,適切に改修をすればその後,50年100年と使い続けられる特性を持っています。作事組はその特性を活かし,伝統構法による改修を基本として,京町家を将来に継承できるように直します。
- 柱や梁などは不朽・蟻害が見られれば,柱は根継を行い,梁などは差し替えを行います。
- 既存の躯体が不陸・沈下,倒れなどが見られれば,揚前やイガミ突きを行い,建物を水平・垂直に戻します。
- 適切な箇所に土壁を設けて建物の安全性を確保します。
- 構造改修を行う上で,京町家が持つ本来の構造性能を損なわないようにします。